半身浴のダイエット効果や、美容効果についてお話します。
私が高校生の時にはすでに半身浴というワードを耳にしていたので、かれこれ十数年前には有名になっていたのだと思います。
半身浴について、正しく理解しましょう。
半身浴とは
半身浴とは、38度程度のぬるいお湯に下半身のみ浸かるようにして20~30分程入浴する方法です。
巷ではダイエット効果や美容に良いと噂になり、誰でも気軽にできる人気の入浴方法です。
半身浴の効果
- リンパ液や血液の循環改善
- 毛穴から老廃物が除去され、美肌効果促進
- 深部温度の上昇による安眠サポート
- デトックス作用
実は、ダイエット効果は直接的なものはないのです。
お湯につかる事で、体の深部から温度を上げて、血液やリンパの流れを改善し、その結果汗が出て老廃物の除去が促されます。
結果、肌環境が改善されたり、リンパの流れが改善されむくみが取れたりします。
消費カロリーは30分入浴しても数十kcal程度なので、ほとんど効果はありません。
半身浴のやり方
実は、単に下半身だけをつければ良いという訳ではありません。
- お湯の温度は38度程度にする
- お湯は臍(へそ)程度に留める。
- 浴室温度も高めに設定する
- 半身浴の30分前に、コップ1杯の白湯を飲んでおく
- 半身浴中に、上半身を温めるようにタオルをかぶせておく
- 半身浴中にも水分補給できるように、白湯を用意しておく
実は、これだけのことをしないと正確な効果が得られないのが半身浴なのです。
半身浴は、臓器の温度を上げ過ぎないように、臍程度までつかるようにします。
半身浴の注意点
半身浴でよくある勘違いが『汗をかけばかくだけ痩せていく』という認識です。
深部温度を上げれば、汗は出ます。
その汗は老廃物を出したり体温を下げようと調節しているだけなので、それだけでは決して痩せません。
重要なのは『体内の血液やリンパの流れをよくして代謝を高め、その結果痩せやすい体に改善していく事』です。
したがって、汗が出て『もっと汗をかこう』と30分の入浴予定を1時間に延ばしたりしても全く意味はありません。
それどころか、体内の水分量が著しく低下し、体調を崩したり肌が乾燥したりして美容にも健康にも逆効果になってしまいます。
半身浴をする時はこれだけ気を付けよう!
- 汗をかいても痩せないという事は知っておく
- 汗で体重が落ちたという事は、水分量が減ったという事。必ず水分補給をすること
- 体内の水分量が低下すると、健康・美容ともに逆効果であること
- 直接的なダイエット効果はないということ
- 血液・リンパの流れを改善させるのが最大の目的であること
これらの事を知っていれば、誤った結果になる事は少ないと思います。
デトックス作用に高い効果を期待できるのが半身浴なので、日常的に取り入れていきたいところですね( ..)φメモメモ