筋肉を付けたいなら「太ってから筋トレをすべき」みたいな話を聞いたことはありませんか?
僕も昔、親からも言われましたし、社会人になってからも同僚から言われた事もあります。
実はあれ、何の根拠も無い嘘だったんです。
この記事では、どうして太ってから筋肉を付けるのは間違っているのかを解説していきたいと思います。
太ってから筋トレをするのは間違っています
太ってから筋トレをしても、筋肉は付きやすくなるとかそういったメリットは全くありません。
では、なぜそのような話が生まれたのでしょうか。
おそらく、「筋トレをしながら体重を増やしていく」という話が歪曲していったのではないかと考えられます。
太ると増量の違い
「太る」と「増量する」は、体重を増やすという面においては同意ですが、内容は大きく変わってきます。
≪太る≫
→暴飲暴食をし、運動をせずにカロリー超過で体重が増える現象。
≪増量≫
→たんぱく質と炭水化物を多く摂り、筋トレを行い意識的に筋肥大を目指す。
結果、体重が増えているという現象。
太る事と増量することを混同した結果、太ってからの方が筋肉が付きやすいという俗説が産まれたのではないかと推察されます。
筋肉を付けたいのであれば、増量をしましょう
さて、筋肉を付けたいのであれば「太ってから」ではなく、筋トレをしつつ体重を増加させる「増量」を目指しましょう。
増量に必要な事
- 筋トレ(ウェイトトレーニング)
- 高たんぱく、適度な炭水化物、抑え目な脂質
- 良質な睡眠(6時間以上8時間未満)
これらを守る事で、増量は成功しやすくなります。
筋トレをせずに高たんぱくな食事をしても、結局はカロリー過多で太ってしまいますので、それでは駄目な事になってしまいます。
また、睡眠も重要な要素で、極力6~8時間の睡眠をとるように心がけましょう。
人間は寝る事で筋肉の修復を行ったり、体を作る大切なホルモンが分泌されますので、睡眠をおろそかにすると、これまた増量には失敗してしまう可能性が上がってきます。
筋肉だけ付けるのは難しい
僕らは効率のいいやり方が大好きです。
だからみんなこう考えます。
「筋肉だけつけたい、脂肪はいらない」と。
実はこれ、実現不可能なお話なのです。
筋肉を付ける為に必要な栄養素は「たんぱく質と炭水化物」です。
脂肪をつけたくないからといって、高たんぱく質、低炭水化物な食事を摂っていると、体は栄養不足に陥って、筋肉が分解されていってしまいます。
すなわち、たんぱく質と炭水化物は必須な栄養素であると言えます。
効率よく考えると、脂肪を落とすのが面倒なので「たんぱく質だけでいい」と考えがちですが、実は「たんぱく質と炭水化物を摂りつつ、筋トレして、最後に脂肪を落とす」といった方法が一番効率的なのです。
太ってから筋トレは間違い。増量、減量を取り入れて正しく筋肉を付けよう
太ってから筋肉をつけても、脂肪が筋肉に変わるとかそういった根拠のない現象は起こりません。
なぜなら、脂肪はただのエネルギー源だからです。
正しく筋肉を付けるのであれば
- 高たんぱく質、炭水化物をしっかりとる
- 筋トレ(ウェイトトレーニング)を行う
- しっかり休息を取る(睡眠6~8時間)
これらを意識して、筋肉を増やしつつ、体重を増加させていきましょう。
そして、体脂肪を除去させる「減量」を行うと、自分が付けた筋肉がどのくらいなのかがわかるはずです。
増量と減量をうまく行い、筋肉を付けるのが正しいやり方ですよ!